毎日王冠

ウオッカは安田記念で改めて強さを思い知らされたが、それでも「馬体を並べたときに走る気を無くす癖」が解消されたわけではないし、武が岩田ほど上手く乗ってくれる保証もない。休み明けで57キロ。このオッズなら取りこぼすケースも考えておきたい。


本命はリキッドノーツ。今一つ掴みきれない馬だけど、開幕週で前残りだった今年の東京新聞杯で、大外から猛烈に突っ込んで2着という実績が光る。あの末脚さえ引き出せればこのメンバーでも上位争い。
これまで高速決着の大一番で何度もアッと言わせてきたキングマンボの血を受け継ぎ、鞍上は東京1800大得意の後藤浩輝。コース成績( 1 2 0 1 )、休み明け4戦4連対、調教も絶好。今回はウオッカ以外にもそこそこののメンバーが集結したおかげでほぼノーマーク。3年前のケイアイガードに似た雰囲気を感じる。


対抗にはスーパーホーネット。安田記念一番人気はさすがに荷が重かったが、やたら時計のかかる特殊な馬場に伸びを欠いただけで、あれが実力ではないはず。今の条件なら確実に好走しそう。


◎リキッドノーツ
○スーパーホーネット
▲ウオッカ


他でオッズに惹かれるのはアドマイヤフジ、ハイアーゲーム、カンパニーあたりか。ただ宝塚記念組はその後の調整がうまくいかなかった馬が多いのが気がかり。あの道悪のGIはよほど疲労が残りやすかったんじゃないかと思うんだけど、どうだろう。