伏見特別

トップオブツヨシは極端な道悪ベタ。デビュー2連勝中のアグネスアークも戦ってきた相手が違うので過信禁物。


ちょっと冒険してキタサンメッセージを狙ってみる。地方競馬から帰ってきてからは、芝、ダートとも中距離でボロ負けが続いていたが、芝の短距離路線に矛先を向けてから馬が変わってきた。
夏の札幌芝1500㍍の500万条件戦で、単勝62倍の低評価を覆して3馬身差の逃げ切り勝ち。勝ちタイム1.28.3はブルーメンブラットのレコードに0.5秒差。自分で淀みのないペースを作って直線で突き放す快勝だった。減量騎手の恩恵があったとしても、この時計を札幌開催最終日にマークしたのには価値がある。
昇級戦となった前走Gサドルトロフィーでは、馬体重-14キロにも関わらず4着に善戦した。この週の阪神内回りコースはほぼ差しばかりで、そんな中、56㌔で逃げて0.3秒差に粘ったのは実力をつけた証拠。このレースは2着サンデーサンライズと3着ナスノストロークがその後このクラスを勝ち上がっており、5着シルクドラグーンも次走で2着と、1000万条件の中でもハイレベルな部類に入る。この馬もきっとすぐ卒業できると思う。
今回は人気2頭以外に大した馬はおらず、前走から斤量1㌔減。あとは距離延長だけが若干不安だが、馬体さえ戻ればアタマまで期待できるはずだ。


◎キタサンメッセージ


馬場の悪化を考えるとラジオたんぱ杯3着のステラマドレードに食指が動きそうになるが、馬格のないこの馬は1㌔でも斤量の恩恵を受けたいはず。54㌔でマイル戦ならよほどの道悪でない限りスピードが足らない感じがする。