中山金杯

中山のほうは4年連続となるCコース開催。過去3年間、この時期の中山2000㍍はJRAでも屈指の「前潰れコース」になっていた。クラスが上がれば上がるほど先行馬には厳しい。
ということで金杯恒例アサカディフィートを買おうとだいぶ前から決めていた。今年9歳になったがその末脚は衰える気配がない。鞍上の小牧太も、カシオペアSの失態以降、最後方からではなくスタートから中段後ろあたりにつけるようになった。この位置取りなら中山なら届く。加えてパラダイスクリーク産駒は夏に比べて冬の成績が非常にいいというデータもある。


でも明日は雨。天気予報を信じれば、中山の方は結構強く降るようだ。


それなら逆に、穴人気を承知でシャドウゲイトの単勝で勝負してみたい。
前走は1000万下とはいえ逃げて7馬身突き放し、1.47.9の圧勝。今回さらに斤量4㌔減なら、あとは馬場と展開次第ではGⅢで通用してもおかしくない。主戦の田中勝春は逃げる機会こそ少ないが、去年の中山記念でも見せたようにハナに立ったときの回収率はかなり高く信頼できる。
シャドウゲイト自身もホワイトマズル産駒で、イングランディーレ、トーセンダンディ、グリーンプレジャーなど、道悪で逃がせば手がつけられないイメージが強いタフな血統の持ち主。もう1つ、年をとってから強くなる晩成型が多いのもこの血統の特徴。他の出走メンバーを見渡しても、前に行くのはシャーディーナイスくらいしかいない。5歳を迎えて本格化したとすれば、一生に一度の重賞獲得のチャンスになりそう。


◎シャドウゲイト