ラジオNIKKEI杯

一番人気よりも2番人気のほうが強いことで有名なレース。今年は特に2〜4番人気を占める3頭がなかなか強者揃いだ。東京のスローしか経験してないのに一本かぶりになったフサイチホウオーをわざわざここで買う必要はないだろう。


本命はアサクサキングス。出遅れた新馬戦ではマイル戦で1000の通過64.0という超スローの瞬発力勝負を制し、2戦目の百日草特別では一転して1.47.5という2歳馬離れした好タイムで楽勝した。去年のフサイチリシャールのレコードは単なる馬場のおかげだから、実質コスモバルクを上回る「2歳レコード保持者」と言っていい。全く正反対のレースを2戦とも余裕で勝ちあがったのには価値がある。横山典からは「スピードのあるイングランディーレ」というコメントを頂いた。これって凄い褒め言葉じゃないか。
対抗はナムラマース。いくら今年の札幌が時計が速かったとはいえ、コスモス賞1.48.4は古馬500万を上回っていて夏の2歳馬としては特筆すべきタイム。スローの札幌2歳Sも着差以上に奥が深い勝ち方で、ハイレベルな相手と戦えば更なる好パフォーマンスが期待できそうだ。
ヴィクトリーの新馬戦もなかなか素晴らしい勝ち方だったが、キャリア1戦を逃げて勝っただけで即通用するほど甘いレースにはならないだろう。


◎アサクサキングス
○ナムラマース