鳴尾記念

終わってみれば人気サイドの決着になった。今年の3歳世代は、一線級が歴代のGI馬と比べてどれくらいのレベルにあるかはともかく、重賞レベルの層の厚さに関してはなかなかだと思う。


大健闘と言っていいのは、伸びない大外から一気に追い上げたメイショウオウテ。前走も前残りの京都競馬で後方から一気に差しきったし、今年1月の京都外回りでオースミグラスワンを完封した実績もある。札幌1500や中京1800は合わなかったようだが、末脚で勝負できる条件が整えばいずれ必ず重賞にも手が届くだろう。


トビの大きいオースミグラスワンは前走も濡れた馬場を気にしていたそうだが、今回も全くダメダメの最下位。最後の1ハロンは四位も追っていなかった。レースの上がりが33.6では到底勝ち目はなかったが、ゆったり行った方が能力を出せるという点は間違ってないと思う。多少過剰人気しがちな馬でもあるし、今回の惨敗で評価を落としてくれれば買いやすくなる。