京都ダート1200・枠順別成績

ジャーナリストから指令を受けた。
「京都ダート1200について馬場状態別、クラス別に分けて、枠順ごとの成績を2003年まで遡って調べれ」「は。わかりました」

馬場状態別

連対率

枠番 稍重 不良
1 16% 15% 15% 24%
2 16% 15% 17% 21%
3 12% 19% 19% 18%
4 13% 10% 14% 13%
5 16% 12% 5% 21%
6 15% 19% 9% 3%
7 13% 14% 23% 6%
8 11% 7% 11% 6%

単勝回収率

枠番 稍重 不良
1 48% 69% 528% 147%
2 95% 84% 41% 114%
3 58% 88% 424% 156%
4 43% 43% 58% 61%
5 58% 58% 29% 95%
6 47% 165% 4% 4%
7 61% 26% 52% 42%
8 41% 47% 8% 5%

馬場状態別に見ると、「良・稍重」から「重・不良」に変わった途端に、外枠の成績がガクンと下がっているのがよく分かる。それに呼応して内枠の成績が急上昇。およそ3枠あたりまではこの恩恵を受けることになるようだ。時計の早い勝負になるほど、コースロスのない内枠が有利になると考えて間違いはない。


クラス別

こちらも一応調べてみたけど、これといって各クラス別の有意な差は見られなかった。どの条件でもほぼ似たような結果になる。
強いて言えば、オープンクラスでは該当レースがたった4つしかない中で、そのうちサクラビジェイとブイヤマトが1枠で穴をあけているのが目立つくらい。だがその一方で、準オープンクラスになると1枠と2枠は4年間で一頭も勝っていない。サンプル数が少なすぎたか。とりあえずクラスが上がるほど時計は早くなるが、それに関して枠ごとの有利不利が際立つことは多分なさそう。


ついでに

せっかくなので種牡馬について調べてみた。アフリート、フォーティナイナー、シャンハイ、エンドスウィープ、ジェイドロバリー、スキャンといったミスプロ系種牡馬が幅を利かせる中で、フジキセキとブライアンズタイムの勝率と回収率の高さはかなり目立つ。馬券的においしい種牡馬はこっちのほう。
ブライアンズタイムが追い込みでもたまにデカい穴をあけるのに対し、フジキセキの方はもっぱら先行してそのまま人気に応えるという感じか。こないだも円山特別でウイングシチーが逃げ切ったが、この4年間の京都ダート1200でハナを切ったフジキセキは5戦全勝というデータもある。
ブライアンズタイムとフジキセキに共通しているのは、京都ダート1200で活躍するのは4歳までということ。5歳以上ではほとんど勝っていない。晩成の多いサクラバクシンオーとは対照的。



しかし京都ダート1200とかしばらく真剣に勝負した覚えがないな。ジョイフルハートの単勝を100円買うくらい。
ベネフィシャルとかタニノゴードンとかいた頃が懐かしいw