関屋記念

超瞬発力型の左回り巧者テレグノシス。
去年ダイワメジャーを差しきった王者サイドワンダー。
前走でサイドワインダーを置き去りにしたペールギュント。
去年新潟で連勝街道を突き進んだヤマニンアラバスタ。
こうして追い込み馬4頭が人気を集めたのだから、ある程度前に行ける馬から買うのがセオリーだろう。新潟が追い込み有利なのが逆に騎手を惑わすことになるかもしれない。ノリは前に行けば相当上手いけど、追い込みのときは他力本願でしか勝てずにとりこぼす騎手。そしてそれをマークする福永。これはとても信用できん。



本命はケイアイガード。去年のこの時期は明らかに体調が整っていなかったので参考外。時計のかかる差し馬場だった2000㍍の大阪城Sも負けて当たり前。新潟はこの馬には合うと思う。
かつてラジオたんぱ賞でハットトリックを倒し、神戸新聞杯ではハーツクライに先着、都大路Sでスイープトウショウらを完封、毎日王冠で名だたる有力馬を押さえて3着に入線するなど、人気しすぎた追い込み馬を展開の利で倒すことこそがこの馬のアイデンティティとなっている。その劇走が休み明けに集中しているのも買いの材料。そして鞍上・内田博幸。単勝は20倍以上つく。狙わないと後悔すると思う。


対抗はニューベリー。本当はもう少し時計のかかる馬場のほうがいいのだが、去年の関屋記念でもダイワメジャーの瞬発力に必死で喰らい付いて3着に粘りこんだ。競り合いに持ち込むと粘り腰を発揮する馬なので、ケイアイガードと相性がいい。後続を押さえ込める力はあると思う。


◎ケイアイガード
○ニューベリー
▲ペールギュント
△フジサイレンス


3番手争いは微妙。さすがに3着以内に1頭くらいは追い込み馬が届くかもしれない。上にあげた4頭の中では、前走の末脚を見るとペールギュントが最有力のような気がする。テレグノは安田記念で6,7,8着馬に先着を許したのはかなり痛い。サイドワンダーは去年のような雰囲気を感じない。ヤマニンアラバスタは明らかに距離が短い。


今よりもう少しだけ時計がかかる馬場ならフジサイレンスが面白い存在なのだが、夏に実績がなさすぎるし、これが追い込めるくらいならさすがに追い込み勢が上位を占めそうだ。でもフジサイレンスとの三連単なら100万馬券も狙えるんだよね。買っておく価値はあるかもしれない。


あまりにも◎○の2頭の人気がなさすぎて、テレグノ3着の三連単でも2000倍近くつく。相手は多少手広く考えてみてもいかも。