小倉大賞典

メイショウカイドウは買う気ゼロ。夏の小倉と冬の小倉ではわけが違う。時計勝負が得意な馬なので、1分44秒台の決着ならかなり強い。しかし去年1.46.4で勝利したこのレースではセフティーエンペラやエイシンチャンプあたりに苦戦している。今年もおそらくそのくらいの時計での決着になるなら不安大。さらに59㌔、休み明け、一番人気、調教バタバタ。これだけの悪条件を克服されたら素直に降参する。


前走一年ぶりで復活の気配を示したローマンエンパイアが気になるが、こちらはメイショウカイドウとは真逆で時計がかかったほうがいいタイプ。今は夏の小倉ほどではないとはいっても、おそらく1分46秒台前半の争い。ローマンエンパイアが末脚をいかすには、あと1秒は時計の余裕がほしい。いいとこ掲示板止まりだろう。春の阪神開催が勝負か。
ロードマジェスティも同様で、これは掲示板も厳しい。エイシンドーバーも重い芝でスローに落ち着いたほうが合いそうだ。重賞の時計についてこれるかどうかはまだ未知数で、人気を考えると妙味薄。




外を回しても十分届きそうな馬場状態。やはりここはアサカディフィートが最有力。もう8歳だが、去年秋になって「ついに本格化」した雰囲気すら漂わせる。このメンバーで57.5㌔もかなり恵まれている。
あとは仕掛けどころ1つ。騎乗する池添は、主戦とは言っても20戦して連対わずか3回。人気で買うほど信用の置ける馬でもないだけに、アタマ狙いは多少危険かもしれない。


他で気になるのはメイショウカイドウに次ぐ小倉巧者ツルマルヨカニセ。休み明けの中日新聞杯は多少前が詰まるところがあった。万葉Sでは行きたがるそぶりを見せていて、明らかに距離不適だったので参考外。天敵がいかにも飛びそうな今回こそ重賞制覇のチャンス。
マイネソーサリスもいい。京都金杯の惨敗が実力とも思えない。この程度のメンバーで1800、小回り、平坦なら、ペース次第で十分通用するはず。




◎アサカディフィート
○ツルマルヨカニセ
▲マイネソーサリス
どれをアタマで狙うかはオッズ次第で。マイネなら高配当か。




トップガンジョーは1800は1ハロン長い。怖いのはビッグプラネットだが、京都金杯勝ち馬が再び楽に逃がしてもらえる可能性は薄いのでは。