東京新聞杯

このレースは難しい。
グレイトジャーニーが出ていれば堅かったと思うが、回避してしまった。開幕週で馬場も掴みにくい*1。さらに過去のこのレースは超スローを誘発しやすく、今回も逃げ馬が少ない分、スローな展開に陥る可能性は十分ある。


そして頭を悩ませるのがインセンティブガイ。この馬が過去にその高い能力の片鱗を見せたのは3度しかない。去年の石清水S、関屋記念、そして前走・初富士Sだ。石清水、初富士の勝ち方を見ると、ハイペースで有無をいわさず先行して粘りこむという、ダイワメジャーに似た競馬。これができる馬は上のクラスでも通用する。素質は相当高い。
その分、東京でスローになったらとても信用できないが、一応インセンティブガイは関屋記念でも3着の実績がある。あのときくらい走れたらこのメンバー相手なら勝てる。しかし普段は準オープンで勝つことすら覚束ないほど成績が安定しない。人気になるとなかなか評価しづらいところがある。


アルビレオも東京の瞬発力勝負には間違いなく向かない。瞬発力といえば去年2着のキネティクスだが、京都金杯の負け方がひどすぎる。そう簡単に一変できるものだろうか。ウインラディウスも59㌔だと相当厳しい。



◎ペニーホイッスル
○グランリーオ
▲オレハマッテルゼ


本命はペニーホイッスル。悪天候の差し競馬となったニューイヤーSでも先行馬で唯一上位争いに食い込んでおり、やはり能力は高い。52㌔ならここでも。


対抗はグランリーオ。中日新聞杯を圧勝して距離短縮。しかし馬体重プラス22㌔がどうか。3番手はオレハマッテルゼ。金杯で一番人気になるほど過剰人気なのが気になるが、東京での持ち時計や、スプリングS→安田記念の好走歴はここでは上位。


怖いのはフジサイレンスとマイネルレコルトだが、手は広げたくない。
ペニーホイッスルの単勝にするか。

*1:洋芝が育っていないようなので時計が多少出やすいかもしれないが