日経新春杯

まずはアドマイヤフジに謝らなければならない。まさか勝つとは、想像すらしていなかった。俺が思っていたよりは底力のある馬だ。
だがそれでも、「スウィフトカレントとほぼ同レベル」という評価は間違っていなかった。今日のレースは前半3ハロン34.8、その後も遅くても12.7という淀みない流れとなり、ラスト3ハロンのラップは11.7-12.0-12.6。追い込んで勝ったアドマイヤフジの上がりは35.5。典型的な前崩れであり、上位2頭と、休み明け56.5㌔のインティライミとの力差は相当大きいと言える。
今日の勝利にGⅡとしての価値はほとんどない。フジ、スウィフト共に、次走の過剰人気は確実。そこで逆襲したい。



馬券はマーブルチーフ、インティライミ、ストラタジェムの3頭を少し買ったが、マーブルチーフの馬体が前走からさらに増加していたので、勝負は控えることにした。この馬は京都2400もいいが、ベストはやはり非根幹距離の京都2200。2年前にこの重賞戦線で活躍したときも、着順は日経新春杯のほうが良かったがレース内容は京都記念のほうが上だった。来月の京都記念で巻き返せる。
インティライミは次走が阪神大賞典らしい。これだけ不利な展開でも、「世代2番手」である以上は勝ちあがって欲しかった、というのが正直なところ。それでもやはり走る。今後は王道を進んで欲しい。


5着に入ったストラタジェム。この馬は時計がかかる今の時期が賞金の稼ぎどき。暮れの阪神で1000万を勝って、日経新春杯で好走するという、去年と全く同じパターン。これで準オープンに戻ってコロッと負ける、というお約束を今年も繰り返してくれるだろう。
あとどうでもいい話だが、この馬は3走前、2走前とトウカイエリートを同タイムで交わして先着しており、前走はトウカイカムカムを同タイムで交わして勝利していた。そして今回はトウカイトリックを同タイム交わして先着。やたらトウカイ軍団と相性がいい。



エルノヴァはスタート直後から道中までずっと武が押していたのに、全く行く気なし。今後がちょっと気になる。