京都金杯

かなり難解なメンバー。馬場もまだわからない。



でも前日のうちに予想できることはいくらでもある。明日は昼前に馬券を買うことになると思うので、もう馬体重は考えない。年末年始明けとはいえ、例年プラス10㌔以上で出てきた馬でもそれなりに走るレースだったりする。
去年の正月開催は力のいる馬場で追い込みが炸裂した。だが先日の秋開催の後半は、デュランダルを葬り去ったほどの高速馬場だった。京都金杯は毎年暮れのマイルCSの影響を引きずりやすく、マイルCSの出走馬or最先着馬がよく活躍する。今年もその影響が残っていればある程度時計が速くなるのは必然的。JRAのコース発表では「洋芝の生育が例年より若干劣っている」とのこと。時計が出やすい可能性が高い。


そして実に6年ぶりとなるAコースでの開催*1。それだけ内の馬場がいいということだろう。京都金杯が初めて1600㍍に距離短縮された6年前は、57㌔を背負った6歳牝馬キョウエイマーチが2番手から抜け出して5馬身差で圧勝し、逃げた単勝290倍のロードアヘッドが3着に入線したという、完全な前残り馬場だった。それ以外でも京都金杯の歴史を見れば、1分33秒前半の決着になるようなら必ず前を行く馬にチャンスが生まれる。



出馬表にローエングリン、ディープサマー、メジロマイヤーの名前がないので、おそらくビッグプラネットが単騎で逃げる形になるだろう。追うのがメイショウオスカル、オレハマッテルゼ、ニューベリーあたりか。





メイショウオスカル

中日新聞杯は12.2-10.8-11.8-11.6-11.4-11.9-12.1-12.2-12.4の前傾ラップ。しかも決して前残り馬場ではなかった。2番手から先行して圧勝したグランリーオが抜けて強かった。8番人気とはいえ、春の活躍ぶりから見れば順当勝ち。差し馬たちとの力の差を示した。


その中日新聞杯で同じく先行し、善戦したのがメイショウオスカル。牝馬で56㌔なら実質トップハンデ。それを克服して、休み明けでひっかかるそぶりを見せながら4着に粘りこんだのだから強い。この馬もハイレベルな現役古馬牝馬の一角を担う馬だ。そのへんの牡馬オープンよりよっぽど強い。
去年の京都金杯では52キロで5着。上位4頭からは2馬身離されてしまったが、当時は4角12番手からの追い込みだった。キレがないぶん、再び先行脚質に戻してから成績が安定するようになった。去年のアズマサンダースのようなレース運びができれば好勝負。
単勝はおそらく二桁人気。アタマでは売れなさそうなこの馬を、あえてアタマから狙ってみようと思う。









同じ牝馬では、どちらかと言えばマイネソーサリスとチアフルスマイルのほうが斤量的には恵まれている。だがマイネは外枠から差すとなると内のいい馬場を通れない。内をひいたチアフルは時計勝負の実績がなくて狙いにくい。



よほどの外差しにでもならない限りペールギュントやマイネルハーティーは圏外。同じ4歳なら先行力のあるビッグプラネットのほうが通用する。スピードが足りないので、1200で外を回らされたCBC賞の負けは参考外。マイルCSで最先着した実績は自慢していい。
だが単騎逃げはどうか。他馬に目標にされてまで勝ちきる器かどうか。



オレハマッテルゼは東京の時計勝負を得意とする馬だが、こういう瞬発力タイプは京都ではキレ味が持続しない。キャピタルSのレベルも疑わしい。ここで5〜6着に負けた後の東京新聞杯が狙い目だろう。
人気どころで信頼できそうなのはやはりグレイトジャーニー。去年秋に復帰して以降は本格化した。中段から確実に差してくる末脚は完全に重賞級。それが京都1600のベストコースに出てきたのだから見せ場はつくるはず。



ファイナルSの1,2着馬、ニューベリーとアルビレオが果敢に連闘してきた。アルビレオはあまりにもハードローテが続いており、時計勝負も不得意。ニューベリーもスローの瞬発力勝負に実績が偏っており、ハイペースで流れた場合はどうなるかわからない。
キネティクスも時計は出ないほうで、東京向きの瞬発力タイプ。ディアデラノビアとシルクフェイマスはさすがに様子見。






◎メイショウオスカル
○ビッグプラネット
▲グレイトジャーニー
△ニューベリー
△マイネソーサリス


◎の単勝。オッズ次第で○or▲の単勝も考慮。
あとは三連単で適当に。△は詳細未定。

*1:過去6年はA→B→B→C→C→B→A