NHKマイルC

うーん、難しい。土曜のプリンシパルSが1.58.3.ダイワキャグニーが強かったというのもあると思うけど、やはり春の府中らしい高速馬場。外を回して豪快に追い込めるような馬場状態ではなさそうだ。ハナに拘るタイプもいないけど、前はそれほど簡単に止まりそうにないし、どの先行馬も勝つ気だろうから、それなりにペースは流れそう。となると東京マイルでもG3までによくあるスローの瞬発力勝負ではなく、GI仕様のスピード比べになりそうな気配。


最初はタイムトリップ、アエロリット、プラチナヴォイスあたりで悩んでたけど、どれもイマイチしっくりこず、結局本命にするのは諦めてしまった。コース実績のあるアエロリットは最近の出遅れ癖と外枠が気になるし、それ以外の有力馬や末脚自慢はどれも高速の東京マイルには向かない気がしてきた。


となると先行馬から大振りしてみるか。連勝馬券の売れ方で見ても、混戦模様の伏兵と目されているのは11番人気まで。それより人気薄が絡めば一気にオッズが跳ね上がる。


本命はタイセイスターリー。ミッキーアイルの半弟で実はアエロリットともいとこ同士。マンハッタンカフェ産駒はジョーカプチーノ、ショウナンマイティ、レッドディザイアにクィーンズリングなど、高速馬場のGIで結果を出す馬が多い気がする。ヒルノダムールも大阪杯レコードホルダーだし。
新馬戦でなかなか強い勝ち方をして以来これまで4戦、メインストリートを歩んできてそれなりに人気を集めていたけど、ここに来て人気急落した。しかし後ろから進めたシンザン記念では一応ペルシアンナイト以下に先着して2着に入ってるし、共同通信杯ではかかって道中からハナを奪う展開ながら最後まで見せ場を作っての4着。ニュージーランドTでは超スローからの瞬発力勝負に対応できず7着に敗れただけで、どれもそれなりに注釈がつけられる。かかり気味に行きたくなる馬なので、ハイペースの東京マイルで変わり身が見込めそう。ボンセルヴィーソ、ジョーストリクトリを見ながら流れに乗って3,4番手のベストポジションを確保できれば大穴の使者になるかも。


◎タイセイスターリー
○ディバインコード
▲プラチナヴォイス
△タイムトリップ
△ボンセルヴィーソ
△アエロリット
△カラクレナイ


ボンセルヴィーソがそこそこ粘りそうだから、これを目標に動くタイセイスターリーとディバインコードが有利で、後ろは届きにくいという想定。特に内側に溜まった末脚自慢は交通渋滞を起こす可能性はある。
ただデムーロの前は毎回必ず開くので、カラクレナイまで拾うか。