関屋記念

外枠がやたら強いレースでもあるし、最初は中京記念で健闘したタガノエトワールや大穴カレンケカリーナあたりから入ろうかと思っていたけど、何か違う気がしてきた。最近こんな感じで予想して全然当たってないし、少し発想を変える必要がある気がする。函館記念、クイーンS、小倉記念と難しいレースが続いてるけど、もう少しシンプルに違う角度から的を射た予想ができていれば決して当てられないレースではなかったような。


夏のローカル重賞といえば得意条件を活かしたリピーター狙いが有効なのは今も変わらないはず。去年が単勝4.7倍で完勝だったのに今年は30倍はつきそうな10番人気。すっかり人気を落としたレッドアリオンを狙ってみたい。
近走の成績はパッとしないけど、元々ダメなレースでは全く走らない馬なので度外視できる。追い切りの時計は遅いけど中間は坂路51秒台を連発していて調子は悪くなさそうだ。前走の安田記念も後方待機から伸びない大外を回す最悪の展開であの着差なら、クラレントやダノンシャークと比較しても見限るほど悪くなかった。
広いコースの高速馬場で被されることなく外枠から先団にスムーズに取りついたときに重賞級の力を発揮する。ペースも上がらないまま長い直線の末脚勝負に持ち込める新潟1600外回りはベスト条件。去年もスタートがいまいちながら楽にハナに立てたし、このコースでこのメンバーなら再び同じ展開に持ち込めるかもしれない。フルゲートになって頭数が増えた分、大外スタートよりはむしろこれくらいの枠のほうが位置をとりやすいかも。好走するなら頭から狙えるという点でも本命に押しやすい。


◎レッドアリオン
○ロサギガンティア
▲タガノエトワール
△ヤングマンパワー
△ピークトラム
△カレンケカリーナ


マジックタイムは新潟実績はあるけどどれも道悪。高速馬場とスローからの末脚勝負は苦手な部類ではないかと思う。ハーツクライ産駒も新潟はパッとしない。
新潟1600と言えばフジキセキ。ロサギガンティアは1400で復活したけどたまたま復調の時期と合っただけで、1800でG2を勝ったように距離も持つ。すっかり復調したデムーロも怖いし外せない。というかフジキセキもこの馬が最終世代か。サンデー系でも結構特徴ある種牡馬なのでもう少し馬券でお世話になりたいところ。


大外タガノエトワールがいかにもな穴馬。前走中京記念は外差しの流れに飲まれたけど最内を突いて0.3秒差と健闘した。時計勝負に実績のある馬なので新潟も向くかも。でも釣りっぽい気もする。
あとはカレンケカリーナ。前走はせっかく好位につけたのに勝負どころで外に振られて置かれてしまって絶望的な展開だったのに差し馬の流れに飲み込まれずに最後まで伸びた。かなり息の長い脚を使える馬で、新潟実績もある。去年そこそこ強い牡馬相手にこのコースで準オープンを勝ってるし、ヒモ穴としては押さえてみたい。