パラダイスS

前の馬が残りそうな馬場状態で、展開の鍵を握るのは前走で一躍有名馬になったミナレット。この馬は逃げ馬の癖にスタートに難があってなかなかダッシュがつかない。前走のような好スタートからの猛ダッシュは毎回うまくはいかないだろう。
内のコウヨウアレスはスタートセンス抜群だし、大外のネオウィズダムもポジションをとるために切り込んでくる可能性が高い。ミナレットのスタートが少しでも遅れるようなら、内と外のこの2頭のうちのどちらかがハナに立つ可能性が高いんじゃないかと思っている。


ネオウィズダムは逃げたレースで2戦2勝。さらに東京1400でも3勝を上げている。前走は1.20.4の好時計で逃げ切り勝ち。今年春の東京は時計が速くて1分20秒台の時計が4度記録されているけど、他は全て1000の通過が56秒台だったのに対し、この馬の前走は58秒2。ここからラスト2ハロン地点で10.8という驚異的なラップを刻んで後続を引き離しての完勝だった。過去を振り返ってもこんなラップで好時計をマークしたケースはかなり少ない。唯一見つかったのが3年前の奥多摩Sで、このとき圧勝したサクラゴスペルはその後3連勝で重賞ウィナーまで駆け上がり、ついには京王杯SCまで制した。ネオウィズダムもオープン特別くらいはあっさり突破しておかしくない。


コウヨウアレスは無難に先行策をとることが多いけど、この馬もハナに立ったレースでは( 4 2 0 0 )と全く崩れていない。準オープンを勝ち上がったときも東京1400の逃げ切りがちだった。内枠の成績も良い。去年のこのレースでも2着していてコース相性も良い。近走は前潰れの展開に泣いているけど、今回は馬場も先行が有利のようだし、展開次第で一発が期待できる。


◎ネオウィズダム
○コウヨウアレス
▲エールブリーズ
△ブレイズアトレイル
△ショウナンアチーヴ
△ミナレット


ネオウィズダムが意外と人気がないので三連単で少し手広くいくか。
安田記念や京王杯SCで活躍したブレイズアトレイル、エールブリーズ、ショウナンアチーヴあたりが中心。カオスモスは東京1400では崩れていないけど、もともとどのコースでも堅実に走ってたわりには近走は負けすぎ。インパルスヒーローも人気背負って後方からならあまり怖くない。