天皇賞・秋

ヴェルデグリーンに期待してみたい。
今年田辺に乗り替わってから5戦4勝。挫跖でまともに調整できなかった新潟大賞典を度外視すればまだ底を見せていない。中山での好成績が目立つけど、競馬の中身を見ればむしろ不器用ながら息の長い末脚を武器にして勝ち上がってきたタイプ。祖母ウメノファイバー×母父スペシャルウィーク×父ジャングルポケットという府中の大舞台で活躍してきた血統で、この馬自身も1月の東京1800で上がり32.7を記録して快勝している。GIのような厳しいペースの長い直線勝負でこそ本領を発揮する馬ではないかと思う。ジャンポケ産駒は当初は意外と狭いコース向きと言われていたけど、大舞台に出てくる晩成の大物はやはり広いコースの直線勝負で実績を残している。

前走休み明けのオールカマーでは珍しく最後方待機。3,4角で大外をマクって先頭集団を捕らえてそのまま一気に押し切った。上がりはダントツの33秒6。高速馬場でもスローでもない中山の中長距離戦で自分から動いてこんな上がりを出してしかも勝ちきったケースなんてディープインパクトの有馬記念くらいしかない。中段から競馬を進めていたらもっと着差をつけて快勝していたかもしれない。

今回は格上相手に大外枠でさすがにキツイけど、元々は行き脚のつく馬だし、各馬内を避けて直線横一杯に広がっての追い比べになるなら枠の有利不利は少なくなる。同じ末脚型の伏兵としてはジャスタウェイが人気だけど、この距離ならこちらに分があると思う。


◎ヴェルデグリーン
○エイシンフラッシュ
▲トゥザグローリー
△トウケイヘイロー
△ジェンティルドンナ


ここまで内伸びになるとさすがにヴェルデグリーン軸で攻めるのは無理か。内に馬が殺到するとなるとエイシンフラッシュにとっても抜け出すのは大変かもしれない。
マイペースで運べるトウケイヘイロー頭固定で行ってみよう。トゥザグローリーとヴェルデグリーンに1角崩しを期待。


◎トウケイヘイロー
○エイシンフラッシュ
▲トゥザグローリー
△ヴェルデグリーン
△ジェンティルドンナ