皐月賞

個人的には得意なレースなんだけど、今年は難しい。メンバーが多彩だし、かといって人気馬を積極的に消す理由も見当たらない。前日の不良馬場から徐々に乾いていく微妙な馬場状態も傾向を把握しにくい。
それに最近の中山の大レースはハイペースの前潰れになるケースが多いのも気になる。GIだけ全く違うペースで流れるなら、他のレースから馬場傾向を読みにくくなる。


とりあえず例年どおり前走のポジション取りを重視してみた。
本命はアリゼオ。直線入り口で抜け出す脚の速さは間違いなく中山競馬場向き。スタートにやや難があるけど、二の脚は十分速いみたいなので1角までの距離が長い中山2000なら好ポジションを確保するのに苦労はしないと思う。外枠も皐月賞の成績は抜群だし、後入れと揉まれないという点でこの馬自身にもプラスが大きい。スローよりは締まったペースの方が合うし、前半さえスムーズに運べれば馬場状態次第で振り切れると思う。


ヒモで買いたい馬なら他にも沢山いるんだけど、アタマまで来る展開をイメージできるのはこの馬しかいなかった。他の騎手が後ろの人気馬よりもアリゼオを警戒してくるならあっさり捕まるかもしれないけど、そうならない方に賭けてみたい。去年の前潰れの記憶があるならむしろ仕掛けが遅れる可能性もある。


◎アリゼオ
○ヒルノダムール
▲ヴィクトワールピサ
△ゲシュタルト