朱鷺S

先週の競馬見直すと、新潟はまた少し時計が速くなった感じ。ここも1分20秒台前半の争いか。


本命はインセンティブガイ。最近は以前よりさらに成績の不安定さが増してさっぱり人気しない馬になってしまった。ここ2年でまともな着差で好走したのは下の4戦くらいで、他はいずれも大差負け。

  • 1.32.7 米子S 2着(トウショウカレッジと0.0秒差)
  • 1.45.7 カシオペアS 6着(サクラメガワンダーと0.4秒差)
  • 1.20.3 谷川岳S 2着(マイネルフォーグと0.1秒差)
  • 1.46.1 小倉日経OP 5着(マストビートゥルーと0.4秒差)

惨敗レースとこの4戦を比較すると、明らかに走破時計が違う。時計の速い決着のレースではそこそこ安定して走っているように見える。前走も久しぶりにこの馬らしい先行粘りこみを見せて僅差5着と調子を上げてきた。
この2年でのベストレースは去年の谷川岳S。差し馬が押し寄せる展開で一番強い競馬をしていた。もともと京王杯SC2着もあるので、左回り1400への適性は高そう。今回はオープン特別の中でも大したメンバー構成ではないので何とか通用するのでは。


対抗はヤマニンエマイユ。関屋記念はさすがに能力の差が出た。そこそこ骨っぽいメンバーの中で0.8秒差の9着なら悲観するほどでもなく、調子は上向いてると思う。休み明け+10キロを叩いて、相手が大幅弱化して、距離短縮。ただ斤量が重い分だけ2番手。


1番人気ゲイルスパーキーの評価が難しい。左回り1400ではかなり安定しているけど、勝ち味に遅い。スローの競馬でしか勝ち切ったことがないし、時計の速い勝負では苦戦している印象。
それよりは休み明けだけどコース適性の高いマイネルフォーグの人気の無さが気になる。


◎インセンティブガイ
○ヤマニンエマイユ
▲マイネルフォーグ
△ゲイルスパーキー


マイネルレーニアも人気を落としすぎた気がするけど、去年の良かったころと比べるとまだまだ走りが物足りない。他に速い馬もいるし、59キロで楽な競馬は望めないだろう。1400や1600の持ち時計は立派だけど、圧勝してるレースを見ると、本質的には時計のかかる馬場で他馬をバテさせながら逃げ切る競馬の方が合うんじゃないかと思う。
フライングアップルは持ち時計のなさが不安。巴賞上位組がその後の函館記念や札幌記念で好走しまくってるので、休み明けで4着したこの馬の実力は侮れないんだけど、単に洋芝適性が高いだけだとしたら新潟ではアッサリ沈んでもおかしくない。