本命はショウナンラノビア。できればもう少しオッズがついてほしかったけど、全体的に今の古馬牝馬戦線は高齢化＆低レベル化してきているので、芝転向後2連勝のこの馬の勢いが怖い。
前走の卯月Sは先行馬総崩れの中での見事な押し切り勝ち。あの前潰れの皐月賞直後の馬場だけに価値は高い。勝ち時計1.33.5はダービー卿CTやニュージーランドTを上回る開催一番時計だった。長くいい脚を使えるフレンチデピュティ産駒なので直線の長いコースに替わるのは望むところ。馬格があるので斤量増もあまり気にしなさそう。雨の影響等でよほど外差しの展開にならない限り、今の古馬牝馬にこれを倒せる実力馬はそう何頭もいないと思う。
◎ショウナンラノビア
○ジョリーダンス
▲ウオッカ
ショウナンラノビアはここまで多くの競馬新聞・競馬マスコミでは無視されてきた。パッと眺めた感じだと、恐らくほとんどの新聞の馬柱は△が僅かに打たれてる程度。週頭のギャロップは完全無印だったし、予想オッズも13番人気くらいだったはず。
しかし蓋を開けてみると土曜の夕方まで単勝4番人気の位置にいた。連勝の売れ方を見ると最終的には7番人気に落ち着きそうだけど、4番人気から7番人気までほとんど差はない。ファンはこの馬を4番手集団の一角と見なしていることになる。
競馬マスコミの予想と、マスコミ情報を鵜呑みにしないファン層の予想の間に大分ズレがあることになる。今回どちらが正解に近いか注目してみたい。
