有馬記念

不安材料がないわけでもないけど、やはり実力・適性ともに2頭が抜けている感がある。2強の一騎打ちが見たい。
去年のマツリダゴッホとダイワスカーレットの差は1馬身と4分の1。4角で外を振り返りながら追い出しを待ったダイワの内を突いて、マツリダが驚異的な瞬発力で一気に出し抜いたのが勝負の決め手になった。ダイワは得意の馬体を合わせてからの粘り腰を見せる間もなく敗れた。アンカツは今年はそんな油断はしない。
マツリダゴッホには短い直線ですら最後は失速する末の甘さがある。叩き合いに持ち込めば今度は先着するのはダイワスカーレットの方じゃなかろうか。


◎ダイワスカーレット
○マツリダゴッホ
▲アドマイヤモナーク
△エアシェイディ


ダイワの迫力の前に早々とマツリダが戦意を喪失した場合は、後続の馬にも差しこむチャンスがあるかもしれない。そういう場合はエアシェイディ、スクリーンヒーローあたりか。でもあんまり手を広げたくないな。


大穴ならアドマイヤモナークとか。
今年前半の活躍が示すように、冬に成績を上げるタイプ。秋の天皇賞は距離も時計もさすがに厳しすぎたが、2400の京都大賞典やジャパンCでは苦手のスローペースにも関わらずメンバー中1位、2位の末脚でそこそこ健闘した。前走のジャパンCも最後方から0.8秒差。オースミグラスワンあたりと比較してもよく健闘してると思う。
マツリダゴッホの陰に隠れてしまったが、この馬も中山成績( 1 2 3 1 )、唯一の着外が10か月ぶり休み明けの日経賞5着という中山巧者。2500メートルという距離にも、本格化前から重賞でも掲示板を外したことがないほどの安定した実績を持つ。時計のかかる中山2500はまさに待ちに待った絶好の舞台。今回は抜けた最低人気だが、全体的に決してレベルは高くないし、他の伏兵候補と比べてそれほど差があるようには思えない。外枠の方が自身の成績は安定している。厳しい流れになれば一発あるかも。