アンドロメダS

ブルーマーテルの大穴激走、ホッカイカンティの準オープン好時計勝ち、そして先週あわやのテイエムプリキュア。今年もいつの間にかパラダイスクリークの季節になったようだ。そして明日はいよいよアサカディフィートが登場する。
といっても、他馬との圧倒的な斤量差がある。10歳馬で58キロ背負わされること自体が凄い。ハンデキャッパーってもう少し敬老精神があったような気がしたんだけど、活躍してる馬には容赦ないんだなw
むしろ斤量より休み明けの方が厳しいかもしれない。今年は番組変更でオパールS中止。アンドロメダSも前倒しになって去年のように福島記念で一叩きというわけにもいかなくなった。元来休み明けで走るタイプではないので凡走もあるかもしれない。
しかし登録馬見た時は一番人気になるんじゃないかと思ったほどの手薄メンバー。何とかトップハンデの実力を見せてほしいと思う。今回はデビュー以来3度目の馬主名義変更とあって、デビュー当時と同じ柄のあの勝負服が帰ってくるらしい。お見逃しなく。


でも本命はホッコーパドゥシャ。
前走では緩みないラップで逃げて、最後の直線ではヒカリシャトル以下の後続を3馬身半突き放し、メンバー中最速の上がりで逃げ切った。勝ち時計の1.47.5はその1時間前に行われた宝塚記念が2.15.3だったことを思えば驚異的で、「幻のグランプリホース」と呼んだ人もいるとかいないとか。
道悪巧者なのはもちろんだが、もともとは36戦のキャリアのうち1秒以上離されたのは出遅れた1戦のみという典型的な善戦マンで、ある程度時計の速い馬場にも十分対応できる。中日新聞杯0.2秒差4着の実績があるように、バテない末脚をうまく引き出せば昇級の壁はない。2000メートルの成績は( 0 1 1 6 )だが、ほとんど僅差の接戦なので距離も問題はない。
前走で乗り替わって思い切ってハナに立ったことで、ようやく自らの力を発揮する手段を手に入れたように見える。今回も他に大した逃げ馬もいないのでかなり前目のポジションで競馬ができそう。あとは休み明けがどうかだけ。


◎ホッコーパドゥシャ
○アサカディフィート