菊花賞

オウケンブルースリにはかなり期待してる方なんだけど、気性も良くなさそうだし、何より脚質が不安すぎる。去年の反省でも書いたけど、京都3000を走ってなお豪快に差し切るためには、古馬GIで即通用するくらいの素質が必要だと思う。低レベルの菊花賞では先行馬を中心視したい。


本命はミッキーチアフル。
デビューから13戦掲示板を外さなかった堅実ぶり。そして距離が延びるごとに成績を伸ばしてきた上昇度。この2点で過去の遅れてきた菊花賞馬達と少しだけダブる。キレないがバテない末脚を武器に、ぶっぽうそう特別→三田特別と、先行策からの見事な差し返しで連勝してきた。特にぶっぽうそう特別の直線の攻防は痛快なので必見。前走の神戸新聞杯ではつついてきたスマイルジャックを潰したところで後続に飲み込まれたが、休み明けを叩いて距離が延びる本番ではまた違った展開に持ち込めると思う。追い切りでは僚馬オウケンブルースリを圧倒する勢い。距離や展開でもこちらに分がありそうだ。


対抗はロードアリエス。
今の京都にぴったりの先行力の持ち主。キャリア僅か5戦だが、芝で大崩れしていない。休み明けの神戸新聞杯で3番手追走から5着。差し馬天国の阪神2400で同期の一線級を堂々と迎え撃った内容が非常に良かった。
去年の予想でも書いたけど、馬体重が成長著しい点もかなりの魅力。残る不安と言えば騎手くらいだが、鮫島良太は距離が延びるほど成績の上がるタイプで、2200メートル以上では通算勝率13%、単勝回収率131%とかなり優秀。そして藤原英昭厩舎ではエイジアンウインズやトーホウアランで重賞実績を残していて相性もいい。


◎ミッキーチアフル
○ロードアリエス
▲オウケンブルースリ


差し馬で買うならオウケンブルースリくらいか。先行馬には他に買いたい馬もいるけど、オッズ割れすぎててあんまり手を広げられないんだよね。最低人気で単勝43倍というのはびっくり。