馬券計画

以前にも少し触れたことだけど、来年は「単勝」をメインに勝負しようと思う。
もちろん馬連のほうが当てやすいレースもあるし、三連複でこそ買いたい穴馬もいるだろう。全レースで「単勝」のみというわけにはいかないかもしれない。最近は年間投入資金のうち単勝が占める割合はせいぜい2割強だった。これを来年は9割前後まで持っていきたい。余計な馬には手を広げず、迷ったらできる限り本命馬の単勝1点勝負を心がけることにする。



作戦を立てる上で、2003〜2006年の4年間で俺が◎を打った馬を全て集計してみた。
勝率19%。単勝回収率122%。
ただこれは全てのレースで同じ金額ずつ単勝を買い続けたときのもの。あとは自分の得意分野と苦手分野を把握して投入金額の重みを変えていけば、年に数回しか大勝できない現状よりも的中率を大幅に改善しながら、単勝だけで300%の回収率に手が届くことも夢じゃないかもしれん。


人気順別

1,2番人気に◎を打った場合、残念ながら回収率が100に届いていない。
3〜6番人気は勝率・回収率とも合格ライン。
7番人気〜11番人気になると回収率はかなり高い。
12番人気以下では一度も勝ったことがない。
オッズ別に見ても、「単勝5倍」のラインを堺に損得が分かれている。どんなに自信があっても、単勝5倍以下の馬で大きく勝負するのは避けることにしよう。逆に12番人気以下の馬を本命にするときはもう一度よく検討し直してみる必要がありそうだ。

脚質別

やはり逃げ・先行馬を狙ったときの方が圧倒的に回収率が高い。差し、追い込み馬への期待はアテにならない。オーゴンサンデーとか軸にしたらダメ。このへんは大きな注意点。

クラス別

未勝利〜1000万の下級条件では成績が良くない。普段レースを見ていないからこれも当たり前か。準オープンは今年こそ的中がないが、過去3年はそれほど悪くなかった。オープン特別やGⅢくらいが一番狙いやすい。

競馬場別

改めてデータにしてみると愕然とする。京都・阪神の成績だけが飛びぬけて悪い。
サンプル数が多いので「自信のない下級条件に手を出しすぎたせい」ではないかと思っていたが、どうやらそうでもないようだ。オープンでも重賞でも、今年も去年も一昨年も、コンスタントに京都と阪神でマイナスを計上している。これは参った。俺の天敵は淀と仁川だったのだ。ホームグラウンドなのに・・・。
これもおそらく、脚質と無関係ではないと思う。京都と阪神は、東京・中山やローカルに比べて「前残り馬場」になるケースが少なめ。先行馬に狙いを絞れる他の競馬場のほうが買いやすいということだろう。

距離別

どちらかと言えば短〜中距離向き。長距離のレースは紛れが大きくて狙いが絞りにくい。長距離戦では大勝負はできない。

複勝を押さえるべきか

単勝だけで買うか、単と複に資金を分割するべきかは微妙な問題。「押さえ」がマイナスでは意味がない。
◎が差し馬の場合は届かないケースも想定して複勝で押さえるべきかと思っていたが、過去の結果をまとめるとそうでもなかった。やっぱり差し馬は全般的に信用したらダメ。複勝の回収率もそれほど高くはない。
人気サイドの複勝を当てても大した利益にはならない。おおざっぱには「単勝10倍」以上が、保険で複勝を押さえるに値するラインになると思う。

単勝を2点買うべきか

本命候補が複数いるときは、単勝を2点、3点と買う手もあるかもしれない。
試しに○と▲を打った馬についても集計してみたが、結果は芳しくなかった。やり方によってはなかなか面白い手段のように思えるが、俺には合わないようだ。「的中率を上げるために2点買う」という発想では回収率を下げるだけになる。
それでもたまに▲でメイショウキオウやネイティヴハートのような単勝万馬券ホースがひっかかってるので、「本命以外にも気になる超大穴がいたら遊びで買ってみる」くらいが丁度よさそう。



大体こんなもんか。これを踏まえつつ、来年は1レースにつき1頭のみ、厳選してピックアップする。○や▲はできる限り打たない。ちょっと楽しみになってきた。




来年初の勝負は新春Sになる予定です。それではみなさん、よいお年を。