鳴尾記念

新設阪神外回りコースを狙って、末脚自慢が一堂に会した。これなら展開的に前に行く馬から狙うべきなのかもしれんけど、どれが前に行くのかすらよくわからん。非常に難しいレースになった。



本命はサクラメガワンダー。調教が良かった。そろそろ復活してもいい頃。
グラスワンダー産駒は寒くなると成績が上昇するというデータがある。この血統はこれまで特別勝ちが18鞍あるが、そのうちの14勝が11月〜4月の半年間に偏っている。フェリシア、サクラメガワンダー、マイネルレーニアなどがこの期間に重賞を制した。
何よりグラスワンダー自身が97年に朝日杯を圧勝、98,99年に有馬記念連覇と、3年間冬の主役であり続けた馬だった。産駒にもその傾向が出ているのは面白い。同期スペシャルウィーク、エルコンドルパサー、キングへイローが続々とGI馬を輩出しているのだから、この血統にも頑張ってもらいたい。


対抗も同じくグラスワンダー産駒のオースミグラスワンで。前走は伸びない外を早めにマクって最後は内から掬われてしまった。新潟大賞典を圧勝したようにもっと広いコースでゆったり行った方が伸びるタイプ。この馬も去年の暮れの阪神でタガノデンジャラスに圧勝したように、冬のほうが上積みが期待できるかもしれん。



京都金杯の分だけ走れればアルビレオが穴で面白いんだけど、1ハロン長いし、まだそこまで調子は戻ってないのかな。実績馬ヴィータローザも夏は絶好調だったがオールカマーあたりから下落気味。
新潟で好走したサンレイジャスパーはエリザベス女王杯でもそこそこ善戦した。相手なりに走るタイプなので、スローからのキレ味勝負ならここでも何とか。


◎サクラメガワンダー
○オースミグラスワン
▲サンレイジャスパー