青葉賞

先週開幕した東京競馬と京都競馬だが、どちらも例年とは違った、クセのある馬場傾向を持っているようだ。なかなか一筋縄ではいきそうにない。


東京の開幕週の芝は、単勝万馬券も含めてとにかく荒れた。全11レースで1番人気が連対すらできないという有様。一応6頭が3着に入って格好をつけたが、ほとんどの馬がキレ負けた。
傾向は端的に言うと「内差し」。内枠で溜めた差し馬がよく伸びる。

  • 逃げ( 1 0 3 7 )
  • 先行( 2 3 4 29 )
  • 差し( 5 7 4 47 )
  • 追込( 3 1 0 36 )

差しに限らず、追い込みでも十分届く。とにかく一番キレた馬が勝利に近づく。
先週の11頭の勝ち馬のうち、9頭がメンバー中上がり最速の末脚を発揮していた。11分の9。この数字は、スローが蔓延して差し馬が届きにくくなった東京芝コースではかなり多いと言える*1。そう考えると先週のメトロポリタンSのトウショウナイト、フローラSのテイエムプリキュアあたりには相当厳しかった。



青葉賞はこの馬場でアドマイヤメインがどこまで逃げ粘れるかが注目。これでタマモサポートとエイシンテンリューを全く寄せ付けないなら、それこそ本気でダービーを狙える。仮にここで捕まったとしても、ダービーの頃には馬場傾向が変わって時計が速くなるケースが多々あるので可能性は残ると思う。いずれにしろ本番に向けて楽しみな一戦。
去年プリンシパルSを勝ってダービーに滑り込んだエイシンニーザンの弟テンリューにも期待したい。馬場の重い毎日杯の負けは血統的に参考外。直線フラついてまともに追えなかったセントポーリアも参考外。水仙賞を見る限りでは、雨で多少渋るのは歓迎のようだ。
長距離の鬼・内田博幸を乗せて、この条件で通用しなければアドマイヤメインには一生勝てない。頑張って欲しい。


◎エイシンテンリュー
○タマモサポート
▲アドマイヤメイン


多分青葉賞の馬券は買わない。勝負は日曜。谷川岳Sでロードフラッグとナイトフライヤーをしこたま買わねばならぬ。

*1:ちなみに去年同時期では11分の5