先週までの阪神芝コースは1,2,3枠の勝率が12, 11, 17%を記録していて、4,5,6,7枠は7,9,9,6%、8枠になると3%まで下がってしまう、かなり内有利の馬場状態。秋華賞のファインルージュも外枠が痛かった。土曜の阪神もしっかり内有利に見えた。菊花賞も6つのコーナーをロスなくクリアできる馬を探したい。
1枠2番アサマノイタズラは人気薄のセントライト記念で見事な勝ちっぷり。スプリングSでもかなり強い競馬を見せていたわりに他のレースがイマイチなので、かなりムラのある馬だと思っていたけど、騎手が替わったことで安定して力が出せるとしたらここでも有力候補になる。ただ気になるのは皐月賞で激しくかかって惨敗したこと。後方で折り合いに専念するとしたら信頼度は下がってしまう。田辺裕信も中山は重賞12勝を上げる得意コースだけど関西は実績がほとんどない。
2枠3番タイトルホルダーは前走人気を裏切った。やはりこの馬は逃げてこそだと思うけど、今回も他に逃げそうな馬がいて、自分のペースで引っ張るのは難しそう。
消去法気味だけど3枠5番レッドジェネシスが有力か。ゆきやなぎ賞を圧勝して以降、中長距離で上がりのかかる競馬向きの適性がハッキリしてきたように見える。前走神戸新聞杯も最後捕まったとはいえ、並びかけられてなおもう一伸びしたところに地力の高さを感じた。これまでも休み明けは取りこぼすことが多かった馬なので叩いた上積みも見込めそう。鞍上の川田も今年絶好調だし、特に阪神での安定感は驚異的。
相手は紅一点ディヴァインラヴに期待したい。デビュー当初は1600を中心に使われていたけど、長距離戦にシフトして馬体も一気に増えてから見違えるような走りを見せている。ここ2戦とも前半スローから後半6ハロンのロングスパートレースを先行して危なげなく押し切る、という濃い内容の競馬が続いていて、これができるなら菊花賞でも大きな武器になるだろう。
◎レッドジェネシス
○ディヴァインラヴ
馬連一点。