クイーンS

万能種牡馬ディープインパクトと言えども小回りで時計のかかる函館の成績はパッとしない。全芝レース成績を競馬場別に見ると、主要競馬場ではどこも13-15%ほど、ローカルでも11-12%程度の勝率を記録しているのに、函館だけ9%。今回のクイーンSは1,2,3番人気が全部ディープインパクト産駒なのでまとめて嫌って高配当を狙いたい。 

本命はシゲルピンクダイヤでどうだろう。3歳クラシック戦線では追い込み策で穴を開けていたけど、それ以降はむしろ前目のポジションを取れた時の方が良い結果を残している。前走はヴィクトリアマイルに挑戦して果敢に5番手につけて5着入線。マジックキャッスルとの着差はわずか0.1秒だった。今回は大外枠だけど、この馬自身は外枠で揉まれない時の方が成績が良い。メンバー的にも先手を取りそうなサトノセシルとシャムロックヒルを見ながら進出できる枠なので好位に付けやすそう。遅すぎた2勝目のチャンス。

相手は同コースの前走好時計勝ちを評価してサトノセシル。3着まで手を広げると候補が多すぎるので馬連一点勝負。

 

◎シゲルピンクダイヤ

○サトノセシル

 

 

アイビスサマーダッシュ

モントライゼは過剰に人気するタイプと見ているので当分消し。タマモメイトウも前走の追い込みは鮮やかだったけど時計のかかる馬場に助けられた感は強い。新潟直線の王者ライオンボスは前走で初めて大きく崩れた。マイナス10キロと58キロなら負けるのは仕方ないけど、それにしても行きっぷりが悪すぎたので全盛期の状態にないと見て消してみたい。

 

残ったメンバーなら、勢いを買って本命グレイトゲイナー。2走前に1000万条件を逃げて3馬身差圧勝。前走も好スタートから一旦控えて差しに回って、最後アカノニジュウイチに差されたものの強い内容だったと思う。3走前もほとんど勝ったような内容で自力は十分。枠が少々内に入ってしまったけど、他にダッシュ力のある馬が多くないので早めに外に切れ込んで好位を確保できるのではなかろうか。

 

相手はやはり外枠で斤量の軽い牝馬ということで、人気だけど堅実なオールアットワンスに、藤田菜七子のセピアノーツ。後は人気薄だけど新潟直線で外枠を引いた時のみ好走するルドラクシャまで押さえておきたい。

 

◎グレイトゲイナー

○オールアットワンス

▲セピアノーツ

△ルドラクシャ

 

 

 

函館記念

初芝で重量を背負うカフェファラオは1番人気なら切っていいんじゃないですかね。前走大差勝ちのマイネルウィルトスも馬場のおかげと思って軽視。

消去法で本命はトーセンスーリヤ。洋芝さえこなせば実績は一枚上。ヒモは内枠と前寄りの脚質を優先。

 

◎トーセンスーリヤ

○サトノエルドール

▲ワールドウインズ

△ジェットモーション