府中牝馬S

本命はローザノワール。来たらおそらく単勝万馬券だろうか。

芝は( 0 0 0 6 )というダート馬だけど、前走初めて芝で逃げたクイーンSでは淀みないペースで引っ張って3角から引き離し気味にロングスパートをかけることで大いに見せ場を作った。2,3,4番手で追いかけたドナアトラエンテ、シャムロックヒル、シゲルピンクダイヤあたりが次々と馬群に沈んで大敗、最後方にいたテルツェットが勝つような厳しい展開のなか、直線でもう一伸びして0.4秒差の6着に粘った。単なるダート馬にはできない芸当だと思う。ダートでも気分よく逃げなければ着外に負けることが多い馬なので、芝でもマイペースで逃げたときだけ別馬の走りを見せる可能性がありそう。今回もメンバー的に楽にハナに立てるだろうし、マジックキャッスル、デゼル、シャドウディーヴァなど後方組が人気を集めていて前へのマークは自然と薄くなる。あれよあれよの間に押し切れないだろうか。

 

スマートリアンも気になる。前走の京王杯AHは、コントラチェックが高速馬場の速いペースのまま逃げ切ろうとするところに、後方で脚を溜めた馬が襲い掛かる展開。脚を使わされた先行馬たちが一番辛かったはずで、スマートリアンも最初3番手から4角勝負どころでは手が動いて6番手まで下がってしまう苦しい展開。しかしそこからなぜか盛り返して最後は0.1秒差の4着でゴールした。この馬の力は長い直線コースでこそ活きる気がする。

 

◎ローザノワール

○スマートリアン

 

府中牝馬Sの逃げ馬というと、古くはトゥザヴィクトリーの圧勝に、国分恭介テイエムオーロラ、クロコスミアにオースミハルカメイショウバトラーとかいろいろ思い出すんだけど、いざ調べてみると最近は全然好走してなかった。03年スマイルトゥモローの超大逃げとか懐かしすぎて、今見ると逃げ切っちゃいそうな気がしてくるね。