中日新聞杯

最内枠を引き当てたロードヴァンドールが得意の中京でメンバー的にもいよいよ重賞初制覇のチャンス。他の前に行きたい馬は外だし、マイペースで主導権を握れそう。57,58キロだと全然走らないけど55キロなら堅実。アタマで期待したい。

 

◎ロードヴァンドール

○ショウナンバッハ

▲アイスバブル

△アイスストーム

△カヴァル

 

相手は内の人気馬が中心か。どれもイマイチ信用性がないけど、好ポジションを確保できた馬がどれか伸びてきそうなイメージ。

タニノフランケルが意外と人気ないんだよな。なぜだろう。ロードヴァンドールと同じく先行馬なんだけど、ロードヴァンドールの好走パターンは、前有利の展開で他の先行馬と一緒に粘るというより、前には厳しい展開で早々に射程圏に入れられてしまうもののど根性で粘り込むといもの。一緒に連れて来る馬は差し・追い込みが多い。その点ではむしろショウナンバッハが気になる。昨年2着、一昨年4着のコース巧者でもある。

 

ステイヤーズS

近走成績が凄まじい馬たちが集まって異様な混戦。さすがにアルバートオジュウチョウサンは全盛期を過ぎてるんじゃないか。

リッジマンもこの一年まるで走らなかったけど、こちらはアルバートと違ってもともと長距離戦以外全く走らない馬なので、平常運転(?)と見て良いかも。

他は多少なりとも近走見せ場のあった、走る気のありそうな馬を。

 

◎リッジマン

ベイビーステップ

▲サンシロウ

△ヴァントシルム

 

 

 

ジャパンC

ジャパンC創設以来初の外国馬ゼロが取り沙汰されていて、異常に高速化した日本の芝のガラパゴス化が改めて浮き彫りになった。結局は不良馬場で近年でも最も力のいる馬場になりそうなのは皮肉なところ。

ただそれでも日本馬だけでも実力馬が揃えば十分盛り上がると思うんだけど、実際はアーモンドアイ、リスグラシュー、ダノンプレミアム、フィエールマン、キセキ、ブラストワンピース、メールドグラースといった古馬一線級を欠いていて、サートゥルナーリア・ダノンキングリー・ワールドプレミア・ラヴズオンリーユーら3歳クラシック組もほぼ不在。この方がよっぽど問題のような気もする。強い馬どうしの対戦が減っていく原因には、海外も含めてレースの選択肢が増えていること・ローテが昔よりだいぶ緩やかになったことに加えて、有力騎手・馬主・生産者が一極集中していて有力馬どうし対戦しないよう使い分けているせいもあるだろうか。適性を気にしてレースを選びすぎという気もする。最早ジャパンC有馬記念にNo.1決定戦の頂点争いみたいな要素を求めること自体が難しくなっていて、それぞれ「東京2400」と「中山2500」に向いた長距離馬が集まる特殊ローカルGIと思った方がいいのかもしれん。

 

 

本命はルックトゥワイス。勝負所で置かれてしまいやすくて瞬発力勝負になると分が悪いけど、毎回堅実に追い込んでくるタイプで厳しいペースになれば目黒記念のように突き抜ける底力がある。前走も大外を取って負けて強しの内容。藤原英昭厩舎だし一度叩いて本番でこそという気がする。

対抗はタイセイトレイル。前走では本命を打って2着。いつもより後方からの競馬になったけど、先行していれば勝っていたと思う。ようやく本格化してきた晩成のハーツクライ産駒。相手なりに一生懸命走るタイプだし位置取り次第でチャンスはありそう。

2頭とも鞍上が分かる前からジャパンCで買おうかと思っていて、蓋を開けてみたらデットーリデムーロ騎乗ということで文句なし。ジャパンCは「競馬は騎手」だと思い知らされるレースが多い。今年もそれに期待。

 

あとはシュヴァルグラン。イギリスでの2戦がいいところなしだったけど、60キロの酷量だし、そもそも夏は別馬のように走らないタイプなので度外視できる。その前のドバイシーマクラシックではスワーヴリチャードに先着、その前も有馬記念3着だし、見限るには早い。ジャパンCもここ3年で3着→1着→4着の実績がある得意舞台。長距離適性が問われる展開になれば浮上しそう。

人気どころでは好枠ワグネリアンか。福永から川田に替わってどうなるかは楽しみ。最内カレンブーケドールはちょっと人気しすぎて手が出ない。今年の3歳馬はあまり大したことなさそうだしやめておこう。

 

 

◎ルックトゥワイス

○タイセイトレイル

シュヴァルグラン

ワグネリアン