天皇賞・春

単なる心情馬券以上の期待に応えて逃げ粘ったホクトスルタン。一番人気らしく正攻法で挑んだアサクサキングス。直線入口で一旦反応の鈍いところを見せながらもゴール手前で最後の勝負を挑んだメイショウサムソン。そして大外で出遅れるロスを覆して他馬を完封したアドマイヤジュピタ。朝イチから炎天下に晒された日焼けの痛みを忘れるほど熱い天皇賞になった。馬券は三連単は外したものの、アドマイヤジュピタの単勝をメインにしたおかげでそこそこの利益が出た。スタート直後はもう諦めかけてたけど、最後は岩田と一緒にほえた。


ただトウカイトリックら数多の伏兵候補は大きく遅れをとって着外。直線ではかなり差が開いた。去年があれほど僅差の接戦だったことを思うと意外な気もする。この原因は何なんだろう。
レース後の満足感から言えば「今年の方がレベルが高かった」ですんなり答えが出そうだけど、多分少し違う。メイショウサムソンが去年より強くなったとはさすがに思えないし、決して3000は合わないアドマイヤフジが5着に入線したからだ。去年は根っからのステイヤーが掲示板を占めたのに対して、今年の上位馬は中距離適性が高い。去年とは求められる適性がかなり違うレースだったということだろうか。
ただその差がどこから生まれたのか結局よくわからない。去年と今年の違いを事前に予測できるのだとしたら、トウカイトリック、アイポッパー、アドマイヤモナークあたりは一切買わずにすんだ。来年までの宿題ということにしよう。