ホープフルS

最後にもう一勝負しよう。とりあえずサートゥルナーリアは消し。ロードカナロア産駒はマイル以下なら勝率16%だけど、1800以上では9.7%。アーモンドアイを除くと7%台まで下がる。ここまで余裕ぶっこいて勝ち上がってきたけど時計も大したことなさそうだし、いざ追い出したらそうでもないというパターンを期待したい。あと今回は相手関係も決して楽ではないと思う。

 

東京スポーツ杯組から入るのが筋だろうか。ルヴォルグ、ヴェロックス、カテドラルの人気3頭がまとめて馬券圏内から消えて大荒れになったことでどこか地味な印象に終わったけど、勝ち時計は1.46.6と優秀。過去にこのレースで1分46秒台で勝った馬と言えばフサイチリシャールコディーノイスラボニータワグネリアンで、いずれも早熟のGI級強豪だった馬ばかり。今年は馬場も速かったけど、前半48.5のスローからこの時計が出ていたのは例年にないこと。直線の追い比べはなかなかハイレベルだったと思う。このとき先行して7着に粘ったクリノガウディーが次走朝日杯でグランアレグリアに先着して穴を開けたのも頷ける。

この東京スポーツ杯で人気薄ながら重賞連勝を決めたニシノデイジーが今回2番人気に推されているけど、それと同等以上に評価したいのが3着ヴァンドギャルド。キャリアわずか1戦で挑んだにしては上出来すぎる内容だった。特に直線前半で進路が空いて仕掛けてから一気に先頭に立った脚は素晴らしい。最後内からニシノデイジーに差し返されてしまったけど、差し返されてからも追い比べで引けをとらなかったし、将来性ではこちらの方が上ではなかろうか。

ブレイキングドーンも怖い。人気薄の新馬戦で2番手から上がり最速の末脚を繰り出してアドマイヤジャスタ以下に圧勝。京都2歳Sの2着も内容はかなり良かったと思う。ただ 2歳12月の中山2000というと、先行して押し切るにはあまりにも厳しい舞台で、うまく中段で脚を溜められる差し馬が強い。そういう点で面白い差し馬はジャストアジゴロ。新潟と東京で速い上がりを繰り出して勝ち上がってきたけど、この馬の見せ場は直線前半。スローで追い出された全馬が伸び始める中でこの馬の加速力は群を抜いている。長い直線の最後は止まってしまうところもあって、むしろ中山でこそという気がする。

 

 

◎ヴァンドギャルド

○ジャストアジゴ

▲ニシノデイジー

△ブレイキングドーン

 

最後までデムルメに逆らってしまった。だから勝てないんだろうか。ヴァンドギャルドとジャストアジゴロ軸ならサートゥルナーリアでも結構つくんだけど。