東京新聞杯

単勝一桁台がどうも6頭で割れそうで、7番人気以下は20倍以上。勝ち負けになるのは6頭に絞られているかのようなオッズ。しかし荒れやすい東京マイル重賞だし、やたら上がりが速い馬場で、スローの多頭数という条件。こういう時こそ盲点になる穴馬の出番がないだろうか。

本命はショウナンアンセム。1000万条件もなかなか勝てないジリ貧の差し馬だったけど去年春に先行策を取れるようになって本格化した。特に逃げて多摩川Sを楽勝していて、さらにパラダイスSでは復調気配だったロードクエストを2馬身離して押し切ったように、ハナに立ってこそ本領を発揮する。その後夏の重賞では逃げることができず大敗したけど、休み明けのキャピタルSで再び逃げて0.1秒差の4着に好走した。グァンチャーレが勝って3着ベルキャニオンという今さら感の強い決着だったのであまり評価されていないけど、2着はタワーオブロンドンだし、プロディガルサン、デンコウアンジュ、ダイワキャグニー、ブラックスピネルなど近走活躍中のメンバーに先着していて、なかなか中身の濃い一戦だったように思う。前走ニューイヤーSは再び大敗したけど、前半56.2のハイペースを2番手で追走する展開だったので度外視できる。今回は楽にハナを取れそうだし、得意の府中。あっと言わせる場面がありそう。

相手はインディチャンプ一頭。アーリントンCも負けて強しの内容で、あの時点でタワーオブロンドンより上の評価。前走の勝ちっぷりも一流馬のそれだった。

 

◎ショウナンアンセム

○インディチャンプ