AJCC

ジェネラーレウーノも中山得意の強い馬だけど、フィエールマンにとって相手はほぼジェネラーレウーノ一頭だけ。それなりに速い上がりが出る馬場だし、少頭数で十分マークできる位置から仕掛けられそうなので、この条件ならフィエールマンに分がありそう。

基本的には4歳2頭の争いだと思うけど、問題は3番手で、昨年勝ったダンビュライトはその後も着順はそれほど悪くないもののあまり見せ場がない。脚質が少しずつ後ろ寄りになっていることも影響していると思う。前が流れてそれを積極果敢に追う昨年のような展開になればいいけど、そのあたりなんだかんだで他力本願な馬なので意外と人気ほど走らない。タフなレースに強くてGIで上位に来るわりに、他のレースではあまり信頼性がない。

この相手ならショウナンバッハで何とかなりそうな気がする。ステイゴールド産駒らしく急坂でタフな中山2200が得意な馬で、3年前のこのレースで3着になったほか、オールカマーでも6,5,5着と毎年それなりに見せ場を作っている。特に去年後半からは好調で、新潟記念では最低人気評価を覆してブラストワンピースの3着。オールカマーでも大外を回す厳しい競馬ながら、3着ダンビュライトや4着エアアンセムと差のない5着に健闘した。アンドロメダSではスローな上に内で前が詰まって何もせずに負けたけど、再び人気を落とした中日新聞杯では直線半ばでギベオンを捉えて先頭に立つなど、ほとんど勝ったような内容。長い間中山2200以外では重賞で全く通用していなかったこの馬にとって、8歳にしてようやく最盛期を迎えている。得意コースで少頭数、しかも追い込みも十分届く馬場状態という条件で単勝50倍以上となれば狙ってみたい。オールカマーと比較しても今度はダンビュライトより上に来る可能性は高いと思う。展開が嵌るようなら一気に突き抜けるシーンまでないだろうか。 

 

◎ショウナンバッハ

○フィエールマン

▲ジェネラーレウーノ