福島牝馬S

全体を見渡すと「弱点の少ない馬」ばかりが人気を集めたような印象。せっかくの道悪の福島競馬なんだし、多少の不安材料には目を瞑って、道悪を苦にしない人気薄を狙っていきたい。


◎ブライティアパルス
○ピエナビーナス
▲ウエスタンビーナス


本命はブライティアパルス。乗り替わりとか外枠とか同型の存在とか不安は沢山あるんだけど、これだけオッズがつくなら勝負してみたい。前走も最後の粘りはかなりのレベル。今回も無理やり外からハナを奪う前走と似た展開になりそうだけど、気分よく逃げられれば、後続との兼ね合い一つで十分振り切れると思う。


対抗はピエナビーナス。前走の小倉大賞典は12着惨敗とはいえ、同じようなポジションでそれほど差のない競馬をしたテイエムアンコールとホッコーパドゥシャがその後の重賞戦線で活躍してるのであまり馬鹿に出来ない。
典型的な夏の北海道仕様の重い芝巧者だけど、それ以外にも休み明けが得意な馬で、休み明け( 3 0 0 2 )、叩き2戦目( 2 0 0 3 )、それ以外( 0 1 1 12 )という側面も持つ。今回は3ヶ月ぶりのフレッシュな状態で、時計のかかる福島。展開次第で一足早く出番が回ってくるかも。


さらに大穴を狙うならウエスタンビーナス。前走は先手を取らずに2番手で折り合ってショウナンラノビアと同タイム。中山牝馬Sでも前に厳しい展開でショウナンラノビアがあっさり沈んだのに対して、この馬は0.9秒差に踏みとどまっている。イメージほど距離に限界があるわけではなさそう。福島の相性も悪くないし、前走のような時計勝負よりは道悪の方がいい。ブライティアパルスが作る速いペースを味方につけるようなら、見せ場以上があるかも。