七夕賞

先週は一番人気に◎を打ってハズレ。不調ここに極まれり。
まぁいいや。きっとそのうち当たるだろう。



本命はニホンピロキース。
長すぎた準オープンの戦いにこの春ようやくケリをつけて、新潟大賞典0.4差6着、金鯱賞0.5差5着と重賞戦線で堅実に結果を出してきた。去年も小倉記念で3着、年末のクリスマスCではマツリダゴッホと接戦するなど、重賞でも戦えそうな地力はあった。小回り向きの先行力を身につけた今ならサマーシリーズでさらにステップアップしそうな気がする。
土曜の福島競馬を見ると、勝ち馬だけなら確かに最終週だけあって「外差し」の印象が強いが、中身を見れば芝6レース中5レースで逃げ馬が馬券圏内に絡んでいて、残りの1レースも4角4番手以内の馬が3着までを独占している。コース取り次第で十分前が残れる馬場だ。そして人気馬のユメノシルシ、ヴィータローザ、アドマイヤモナークらはみな後方からの競馬。これならニホンピロキースは捕まらない。54キロなら文句なしに最有力候補だと思う。不安材料は赤木だけ。


◎ニホンピロキース


ちなみにこの馬が勝ったメルボルンT当日は、京都競馬の開幕初日で、絶好馬場による極端な前残りが続いていた日だ。この馬のその馬場の恩恵に与って逃げ切ったわけだけど、この日の他の勝ち馬を見渡すと、ミスベロニカ、ニルヴァーナ、エイシンデピュティ、マイケルバローズなど次走の昇級戦も見事に勝って更に出世していった馬ばかり。これはなかなか意外だった。例えば中山の芝が絶好馬場の前残りになったときにそのバイアスをいかして勝った馬というのは大概、次走で惨敗する。中山と京都の絶好馬場の違いがここらへんにあるのかもしれん。



相手に福島4勝のゴーウィズウインドを連れてきてくれたら高配当が狙える。8歳を迎えた今年はなかなか好調。特に前走の目黒記念は出入りの激しいレース展開に乗せられて3角手前で先頭に立ってしまう厳しい場面もあったのに、終わってみれば好メンバー相手に5着に健闘していた。少し距離が短い気はするが、52キロなら面白い。