宝塚記念

雨の降り出す時間が思ったより早まったみたいで、馬場の悪化の影響を考える必要がありそうだ。予想を修正せねば。


大きい完歩で末脚勝負するウオッカにとって、スムーズな追い込みの脚を削ぐ馬場悪化は最大の敵。実際前日の雨が残っていた黄菊賞を取りこぼしているし、タニノギムレット産駒全体を見ても芝の稍重〜不良では( 1 5 3 20 )で単勝回収率6%と振るわない。マスコミはなぜか「雨歓迎」と書いているけど、去年もリンカーンを雨歓迎とか言ってた輩なので信用しないほうがいい。重馬場なら見せ場なく沈む危険性が相当高いと思う。


スウィフトカレントもわざわざ買うほどではなくなった。穴を狙うなら馬場悪化をいかした前残り。


アドマイヤメインが逃げたいみたいだけど、これだけ先行馬が揃って本当にこの馬がスムーズにハナに立てるのか疑わしい。時計のかかる芝自体は得意だが、雨が振るとハミ掛かりが悪くなるというコメントもあって気性的にも信用しにくい。
それよりは中山金杯大楽勝の確かな実績があって、逃げても2番手でも競馬ができるシャドウゲイトのほうが心強い。これまで数々の穴を演出してきた雨のホワイトマズルの先行逃げ切りに期待する。穴人気するだろうけど、最終的に20倍つけば十分。


相手はやはりメイショウサムソン。時計が速くても走れるが、去年の皐月賞を1.59.9で走破した道悪適性は相当なもの。
3番手にはポップロック。京都記念でアドマイヤムーンに先着を許したが、乗り方一つで結果はどうにでも変わっていたと思う。もともと角居師のグランプリ勝負馬はウオッカではなくこちら。



◎シャドウゲイト
○メイショウサムソン
▲ポップロック



アドマイヤムーンの京都記念勝ちはスローから自分の流れに持ち込んでの勝利であって、先行馬がペースを作る展開なら、昨年のような末の甘さが出ると思う。ダイワメジャーは馬場は速ければ速いほどいいタイプで、昨年の宝塚の敗戦を見ても雨がプラスにはなるまい。カワカミプリンセスも諦めるか。馬場が悪化した中距離GIで牡馬をなぎ倒す牝馬はちょっと想像つかない。